私学教員ユニオンでは、教員の労働環境や教育現場の教育環境を改善したいという若手教員・学生などのボランティアを募集しています。

現在取り組んでいる様々な学校の改善活動へも、多くの教員や学生のボランティアが参加をしています。

教員の労働環境は社会全体の「教育の質」に直結する「社会問題」です。一緒に教育現場を変えてきましょう!

◆ボランティアメンバーの具体的な活動

相談を呼びかける宣伝活動の様子

(1)労働相談の対応

ボランティアメンバーは、労働法や労働組合法の勉強をしながら、メールや電話等で労働相談を対応しています。自身も働く上での基本的な権利を学習することもできます。

(2)団体交渉の支援

証拠や主張の整理など団体交渉の準備を一緒にしたり、実際に団体交渉に参加をして学校側に問題を認めさせます。

(3)情報発信や宣伝行動の支援

学校や業界の問題について、記者会見やSNSで発信する際の文章や打ち出しを一緒に検討し、発信しています。不誠実な対応をする学校に対して、学校前での宣伝行動なども企画・運営しています。

(4)労働問題や労働法の学習会

教員の典型的な労働問題や労働法上の権利などについて、学習会を適宜行っています。教員の労働環境を改善していくための知識を身につけていきましょう。

◆ボランティアを希望される方は、以下の連絡先までご連絡ください!

ボランティアを希望される方は、以下の連絡先までご連絡ください。より具体的なボランティアの活動内容等をご回答できます。

ぜひ、一緒に活動しましょう!

メール:info@sougou-u.jp

◆ボランティアメンバーの声

【大学生のAさん】

①教員の労働問題改善のボランティアへ参加した理由
私は以前から選択肢の少ない画一的な教育に問題意識を持っていました。しかし、学習指導要領などの制度改革では問題を解決できる希望が見出せませんでした。

的確に問題解決の方向性を示せるのは現場にいる教員です。ただ現状は、現場の教員が教育を良くしたいと思っていても、劣悪な労働環境が足かせとなり動けないことが多いのではないでしょうか。そこから教員の労働環境を改善していくことの必要性を感じ、ボランティアに参加しようと決めました。

②活動に参加してみての感想
実際に団体交渉などの活動に参加することで、実感として問題が解決の方向に進んでいっていることを感じることができています。それが教育の未来は変えられるという希望につながっています。

③今後やってみたいこと
今後は一緒に行動する仲間を増やし、より大きな運動にしていきたいです。学生のうちからでもできることはたくさんあります。教育を変えたいという思いを持つみなさん、一緒に活動しませんか?

【大学生のBさん】

①教員の労働問題改善のボランティアへ参加した理由
今、社会的に問題になっている多くの事柄から、特に人権運動や労働運動に私は興味を持ちました。「学校の先生」というなかなか声を上げにくいとされている職業で、どんな風に職場環境を変えていけるのか、実際に自身も参加することで確かめたいと思いました。

②活動に参加してみての感想
団体交渉は、労働者やボランティアが一致団結して労働問題や職場環境の改善に取り組みます。

実際に交渉に参加することで、学校と教員のお互いの労働意識のすれ違いなどの小さな事柄が見えてきます。そこからより良い改善を実現していくにはどうしたらいいか、決して一筋縄にはいかないと実感しました。また、自身の主張だけではなく相手がなぜそう認識しているのか背景も理解する必要もあります。

しかし、同時に誰かと対等に「交渉」し、物事を前進させていくことは、社会を生きていく上でも必要なことともいえると思います。

③今後やってみたいこと
私学教員ユニオンは2019年から活動をスタートし、まだできたばかりの労働組合です。

これからさらに活動を周知し、教育現場で困難を抱える教員の方が気軽に相談できるような場所として、安定的な機能を果たしていきたいと思っています。

また、一つの学校の労働問題が改善されるだけでも、同様の問題が起きている学校は多いため、他の学校にも強い影響力があります。これだけでも皆さんの一つ一つの力が大きな力と変わっていくことは間違いありません。

教員の方々が子どもたちと日々向き合い、充実した教育の場を作るためには教員の労働改善は必要不可欠です。ぜひ、労働問題に興味のあるより多くの方と結束し、「前進」していきたいと思っています。