私学教員ユニオンは、私立学校(小学校・中学校・高校)で働く教員が集まり、労働環境・教育環境の改善に取り組む「労働組合」です。長時間労働や残業代未払い、パワハラ、セクハラ、雇い止めなど、私立学校で働く教員の過酷・不安定な労働実態を受け、総合サポートユニオン・私学教員支部として2018年に発足しました。

それぞれの学校の垣根を越えて互いに助け合い、教育業界全体に広がる共通問題を変えていこうと集まって活動しています。

電話やメール、LINEで労働相談を受け付け、法的なアドバイスをしています。また、一緒に改善に取り組むということになった場合には、労働組合への加入手続きを取り、学校と「団体交渉」(話し合い)をし改善をしていきます。

団体交渉が平行線になったり、学校側が不誠実な対応をしてきた場合は、「団体行動権」を行使し、ストライキやSNS等での宣伝活動を行います(社会発信等は任意です)。

長時間労働や休憩が取れない、残業代の不払い、パワハラ、セクハラ、雇い止めなどの劣悪な労働環境により、現場の教員たちが安心して働くことができないと、子どもたちへの教育にもマイナスの影響が及びます。より良い教育環境を実現するためにも、教員の労働環境の改善は非常に重要な課題です。

労働環境に悩んでいる、今の状況を変えたいという私学教員の方は、ぜひお気軽に私学教員ユニオンへご連絡ください。

専任教諭、常勤講師、非常勤講師など、雇用形態にかかわらず、一緒に活動しています。

◇総合サポートユニオンのウェブサイト https://sougou-u.jp/

労働組合とは?

労働組合とは、憲法や労働組合法で活動や意義が認められている、労働者が自主的に集まって賃金や労働時間などの労働条件の改善をする団体です。

労働者が労働組合を作り、会社と団体交渉(改善に向けた話し合い)を行ったり、宣伝活動などの団体行動をする権利は、「労働三権」として法律で認められた基本的な権利です。

一人一人ではなかなか学校の問題へ声を上げることは難しいですが、仲間と一緒ならば大丈夫です。