【#広尾学園】学園と団体交渉中のAさんに理不尽な休業を指示！

私たちは広尾学園の労働環境・教育環境の改善のために、団体交渉中です。非常勤講師のAさんがユニオンに加入して闘っています。これまでの状況については、以下のブログをご参照ください。

https://note.com/sguion/n/nfb86a5561618

https://note.com/embed/notes/nfb86a5561618

本日は、新たに学内で起こっているAさんへの嫌がらせについて報告します。

◆Aさんに対する嫌がらせをする学校幹部たち

最近、学校幹部たちは、頻繁にAさんだけに対して「何時に帰るのか」などと他の非常勤講師がいる中で声をかけてきます。

その理由は、Aさんが賃金不払いを学校に対して指摘したことの報復以外の何物でもないと考えています。学校は、少しでも賃金を支払いたくないために、必要な業務があるにも関わらず、Aさんを学校から追い出そうとしてきています。追い出して自宅での労働とすることで、労働時間としてのカウントをさせないようにしているのだと思われます。

Aさんの業務は円滑に進まず、生徒への教育の質にも悪影響が出かねません。具体的には以下のような嫌がらせを受けています。

・10月23日月曜日
放課後、教頭が早く退勤するよう言いにくる。
 
・10月25日水曜日
2時間目の空き時間に副校長補佐が非常勤講師室へ来室する。成績処理中であったため、昼休みに内線で連絡をもらいたいとお願いする。
昼休みに副校長補佐より電話があり、「今日はいつ帰るのか？明日はいつ帰るのか？」と言われる。「大事な成績処理中なので、終わるまで帰れないのでわからない」と答える。
 
・10月26日木曜日
15:30頃、教頭が非常勤講師室へ来室する。「今日は何時に帰る？」と言われる。
 
・その後も他の非常勤講師がいる中で、Aさんに対して管理職は退勤確認を執拗に行っており、居合わせた講師からは、ハラスメント、嫌がらせ、怖いなどの声があがった。

以上のような行為は、同様に時間外労働をしている他の非常勤講師には行われていません。Aさんだけに、嫌がらせとして行われ、業務の遂行も邪魔されています。教育機関にも関わらず、教員に対していじめ・嫌がらせを行って良いのでしょうか？

Aさんの体調が少しずつ悪くなりつつあり、このような嫌がらせをしないように配慮を求める医師の診断書も学校へ提出しました。
 

◆突然の出勤停止命令

しかし、学校は、その診断書には就労不能とは書いていないにも関わらず、一方的に昨日より休業するようメールを送ってきました。私たちは、この行為も学校の嫌がらせ・パワハラであると考え、抗議しています。

また、休業を指示するメールは業務命令なのかと教務統括部長に聞きましたが、それに対する明言もありませんでした。

そこで、昨日Aさんは学校へ出勤し、池田理事長に「お休みしろというのは、業務命令ですか？」と聞きましたが、それに対してイエスかノーの質問なのに明確に答えませんでした。

そんな押し問答が1時間以上ずっと続きました。そこで、明確に業務命令と学校が示さないため、改めて取得した就労可能と書かれた心療内科の診断書を池田理事長に渡して、Aさんは教室に向かいました。

その後、生徒たちと談笑していると、池田理事長が突然現れ、今日のお休みは業務命令だからと急に主張を展開してきました。Aさんは生徒たちの目の前で理事長室に連れていかれました。

◆産業医面談の強要

さらに、産業医の受診も学園は指示してきました。しかし、この産業医のクリニックには専門の心療内科はありません。

Aさんが、学園に提出した診断書は、Aさんの主治医であり、心療内科の専門医が書いたものです。そして、就労可能と判断されています。であるにもかかわらず、専門医ではない学園と関係の深い産業医の受診は必要なのでしょうか？

みなさんは、このことをどうお感じになりますか？教育機関としてあるまじき行為だと思います。

そして、一番問題なのは、生徒たちに慕われているAさんが突然学校に来なくなった時、どれだけの不安と不利益を生徒たちに与えることになるのか、学園は理解しているのでしょうか？

◆教員の働き方を一緒に変えていきましょう

私たち私学教員ユニオンでは、教員の労働環境・生徒への教育環境を変えたいという教員を募集しています。私たちは、学校や雇用形態の垣根を越えて、教育業界全体を変えるために活動しています。互いの学校の問題改善を互いに支援して取り組んでいます。
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