【#つくば開成学園】不適切なスクーリングの謝罪と残る問題点について

こんにちは。
学校法人つくば開成学園が運営する私立通信制高校「つくば開成高等学校」の教員のFです。つくば開成の問題点と団体交渉の過程については以下のブログをご参照ください。

【#つくば開成学園】スクーリングに関する「不正行為」を一部認めました!|総合サポートユニオン (note.com)

【#つくば開成学園】学校のスクーリング登録不正を「生徒による不正」にでっち上げるつくば開成学園の論理|総合サポートユニオン (note.com)

【#つくば開成学園】性差別・セクシャルハラスメントの改善に向けた第一回・第二回団体交渉の報告|総合サポートユニオン (note.com)
 

◆「不適切なスクーリング」について学校HPに謝罪文が掲載


先日12月12日には、第4回団体交渉が行われました。そこで奥田誠校長は、「不適切なスクーリング」について学校HPで謝罪文を出し、それを全在校生・保護者に通達することを約束しました。また、「不適切なスクーリング」への従事を強いたことに対する私個人への謝罪も行われました。

12月25日には以下の文書が、学校HPと生徒・保護者が見ることのできるTeamsに掲載されました。

画像
HPでの謝罪文

HP:https://ibaraki.tsukuba-kaisei.ed.jp/notices/announcement12-25/

「不適切なスクーリング」を認め謝罪したことは大きな前進でした。しかし、この謝罪文には大きく2つの問題点が残っています。

この問題点について、11月6日の第3回団体交渉で使用した資料をもとに述べていきます。この資料はこれまでのブログに私が書いた事実を裏付ける証拠でもあります。以下に、その資料を掲載し、その上で2つの問題点を述べます。
 

◆2023年2月26日の私(F)と守谷学習センター専任教員(A)の面談の録音の文字起こし 


まずは、私と専任教員のやりとりの証拠を共有します。

①    F:スクーリングのシステムのことを聞きたいんですけど、あのシステムが始まったときに休みをもらっていて学校にいなかったのであんまり良く分かっておらず、不明な点があるんですが。
 
②    A:ここでスクーリングが取れるってことで?
 
③    F:あ、はいそうです。他の教科をやってるときに、例えば生徒が地歴・公民以外の科目をやってて、それで地歴・公民のスクーリングがつけられるってのは、どういうシステムで、どういう理由なのかなっていうか。
 
④    A:えっとですね、あのーこれ牛久(本校)もそうなんですけどスクーリング、たとえば地歴・公民のスクーリングがつけられるっていう一番の大事なポイントはその教員がその日にいるってことなんですよ。本来であれば教員がいて、生徒がやっているその勉強の内容が合致するというのが当然なんですけど、えっとーたとえば地歴とかってスクーリング時間少なくて2時間とか4時間で終わっちゃって、地歴は終わってると、ところが例えば英語とか理科とかってスクーリング時間が多いので、たとえば地歴のレポートをやりつつ、その時間は英語って(生徒のスクーリング申請表)に書いちゃうってのをOKにしてるんですよ。おかしなシステムなんですけど。
 
⑤    F:12月にB先生(守谷学習センターの専任教員)にこれどうなんですかって聞いたら、「牛久(本校)でもこうやっているんですよ!」って言われて(ちゃんとした説明もなく話が)終わりました。
 
⑥    A:そうなんです。だから時間割って出てるじゃないですか、あの時間割(の時間)に(生徒が)いたら、要はその…スクーリングになる。(沈黙)なんでそんなことやっているかっていうと、監査が入ったときの対策なんですよね。たとえば13日の月曜日の1時間目に学校に滞在して、何らかの学習をしていればどの科目(の申請)を紙に書いてもいい(スクーリング認定の申請ができる)というようなシステムなんですね。ただ、最初はね、僕もこれ変なシステムだなって思ったんだよね。
 
⑦    F:結構これはだいぶ前からやっていることなんですか?
 
⑧    A:そうですね。うん。あのーもっと酷いときはもうなんでも、もう時間割もなくてなんでもあり。教員がいようがいまいが、なんでもありだった頃があったんですけど、これでもなんかこう監査が結構厳しくなってきてってことで…
 
⑨    F:来年度もこのやり方でやっていくんですか?
 
⑩    A:そうだね。でももし、世界史のスクーリングを取りたかったら世界史の学習をやっていないといけないってしたときに、そうなってくると、かなりスクーリング取るのは大変になる。例えば世界史のスクーリングが終わっているにも関わらず世界史をやっているから世界史を書かなきゃいけないってなったとこに、そうすると他の理科とか英語のスクーリングがまだたっぷり残っているみたいな感じになっちゃって、スクーリングが終わんなくなるというか、いまでもなかなか終わらない生徒がいるのに、(ということを踏まえると)厳しい感じになっちゃうんだよね。F先生的にはそこだよね?やってる科目をちゃんと書けよっていう。
 
⑪    F:そりゃそうだし、あの、何のためのスクーリングなのかなってすごい思ってしまうんですよね。スクーリングのためのスクーリングになっているっていうか、ただ(生徒が)来てぼーっとしていて、それでスクーリング認定っていうのは、なんか変だなっていうか。私は(このシステムの意味が理解できずに)二ヶ月以上ただ一人で取り残されている感じがします。
 
⑫    A:そうなんだよね、うーん。今まではね、ここスクーリング会場じゃなかったからどんなすごい勉強しようがスクーリングにはならず、遊んでいようが何しようがスクーリングにはならずということだったわけなんだけども、一応スクーリング会場として認められたので、また牛久(本校)に連れて行かなくちゃいけないということはなく、それ(牛久本校にスクーリングに行くこと)はやっぱり大変なんですよね。
 
⑬    F:監査ってのが入るんですか?

⑭    A:そうですね。

⑮    F:どこが監査するんですか?
 
⑯    A:(茨城)県の教育委員会だね。僕もね、すごく思うんですよ。結局日本ってわりと体裁さえ整えればいいってところがあるじゃないですか。中身っていうよりも体裁だというところがあるので、正直そこはね本当におかしなことなんだけど、教育委員会の方もね、実際その生徒が勉強している姿を見ているわけがないので、書面上だけで判断するんですよね。ただまあ、来て(生徒が)ぼーっとしてると、ゲームしてると、それをスクーリングにっていうのはちょっと問題だと思うんですよね。そこはちょっとね、考えなきゃいけないっていうか…
 
⑰    F:守谷学習センターが変わったとしても、牛久(本校)は変わんないんでしょうか。

⑱    A:そうだね。

⑲  F:牛久(本校)は組織がでかいし。
 
⑳    A:F先生的にはその、たとえば、世界史のレポートやってて英語のスクーリングをつけるっていうのは、まあいいかなと?
 
㉑ F:個人的意見ですがそれはダメですね。
 
㉒ A:一番問題なのは、何もしてねーじゃんって生徒にスクーリングを認定すること?
 
㉓ F:それと、他の科目を認定するのも。そもそもスクーリングって、学習指導要領とか法上で定められているのは、面談指導で、普通高校における授業に相当するものをやらなきゃいけないと書いてあるので、そういうスクーリングをイメージしていたので、牛久(本校)でやってるというスクーリングはそんなスクーリングだったんだって…牛久(本校)でやってるスクーリングをまだ実際に知らないんですけど、
 
㉔ A:牛久(本校)では大きい教室があるんですよね。2教室あって、そこで生徒たちがレポートをやると。そこに教員が張り付いているんですよね。その(教員の科目のスクーリング)取れるって教員たちがね。で、質問があったら受けるようにというスタンスになってる。ただこちらから一斉授業するって感じではなくて、教員がいるんで、面接指導できるっていう体制は整っているっていう感じだと思うんですよね。で、守谷(学習センター)の場合には場所がないので、どっかに場所に生徒を集めて、本来であれば教員はそこに貼り付けとかなきゃいけないんですけど、2階3階のどこでもスクーリングできるっていう状況になっているわけですね。それはもう環境の問題で、どこかに数人がやるからはいいらっしゃいってできないっていうのがあって、先生たちも2階や3階に来てもらってって感じになってるんですよね。スクーリング担当の先生方には1階や2階を巡回してもらってって形になると思うんですよね。さらに言うと、その(スクーリング担当の)教員たちが進学コースの授業に出てるってこともあるんだよね。本来であれば、進学コースの授業に出てる先生の科目は、一般コースの生徒のスクーリングになかなかならない。でもそれをやってしまうと、時間割がもうとんでもないことになっちゃうっていうのがあって、進学コース担当の先生も全部(進学コースの授業時間が)ここ(スクーリング時間割)に入っちゃってるんだよね。ひょっとしたら4月以降は、進学(コースの授業に)行ってる先生は、ここ(スクーリング時間割)に入れるなって言われるかもしれないんだけど。そうすると、一般コースのスクーリングを担当している先生は、その時間は一般コースの生徒を、1階や2階を巡回して見てくださいってことになると思う。
 
㉕ F:牛久(本校)では、スクーリングの教室に張り付いている教員が(専門でない)他教科教えてるみたいな、他教科教えなきゃいけないみたいな話聞いたんですけど…あれはその、私が英語とか教えてても地歴・公民のスクーリングになるんですかね?

㉖ A:とりあえず教科の先生の科目だけスクーリングが取れるということですね。たとえば生徒によっては世界史(のレポート)が終わっちゃっていると、英語(のレポート)が残っていると、たまたまその時間は英語の先生がいないといったときに他教科の先生が教えちゃうということもあるんですね。じゃあ英語やったからその時間は英語になるかっていうと、そうではなくて、地歴・公民(のスクーリング)になっちゃう。
 
㉗ F:まあ、よくわかりました…
 
㉘ A:正直ここに来てる子たちは、毎日たくさん来るような生徒は問題ないんですけど、ギリギリの生徒たちがスクーリング取れる時間が固定されちゃうと間に合わなくて単位取れない、ってことになっちゃうんですよね。だからある程度オープンにして、何でも(スクーリング)取れるよみたいにしとかないと、なかなか厳しいんじゃないかな…と
 
㉙ F:これは12月から守谷(学習センター)で始まったからこうなっているのか、急に始まったから急にこういうふうにやっているのか、それとも来年度以降もこういうふうにやっていくのか…?
 
A:このやり方は牛久(本校)のやり方に沿っているんですよ。だからこれが大きく変わるってことはないかな。ただ、これはたとえばF先生なりにここはこうした方がっていうのがあれば、改良していくって余地は全然あると思うんですけど。
 
㉛ F:牛久(本校)の生徒は皆そのスクーリングの教室にいつも行ってるんですかね?
 
㉜ A:2階の大きな部屋2つあるんだけど、そこでスクーリングやっているね。一つの部屋に30人は入れるかな、だから60人入るキャパはあるんだけど
 
㉝ F:そこに先生がずっといる、と
 
㉞ A:ただ、集団が苦手って子がいて個別ルームで受けたり、保健室で受けたり、あともう一つおしゃべりルームってのがあってそこ行っている生徒もいるのかな。
 
㉟ F:それはスクーリングになるんですか?
 
㊱ A:そこでも、そこじゃないとって子もいるんで、スクーリングになっていると思いますね。だから先生はいろんなところを巡りますね。
㊲ F:分かりました。ありがとうございました。
 
㊳ A:そうだねえ。うーん、ちょっとこのスクーリングってのがなんでもありって感じになっちゃってるからね…。
(中略)
㊴ A:僕も最初はなんか、(つくば開成に)入ってね、おかしいじゃんってね、てかもう明らかにおかしいのは間違いないんですけども…
 

◆問題点の整理


問題点①:スクーリング(面接指導)がそもそも行われてすらいなかったこともあったにも関わらず、スクーリング認定していたことに対する謝罪の不足

この事実については録音証拠の④「スクーリング、たとえば地歴・公民のスクーリングがつけられるっていう一番の大事なポイントはその教員がその日にいるってことなんですよ」、⑧「もっと酷いときはもうなんでも、もう時間割もなくてなんでもあり。教員がいようがいまいが」、⑪「ただ(生徒が)来てぼーっとしていて、それでスクーリング認定っていうのは」に対する⑫の応答、⑯「教育委員会の方もね、実際その生徒が勉強している姿を見ているわけがないので、書面上だけで判断するんですよね。ただまあ、来て(生徒が)ぼーっとしてると、ゲームしてると、それをスクーリングにっていうのはちょっと問題だと思うんですよね」、㉒「一番問題なのは、何もしてねーじゃんって生徒にスクーリングを認定すること?」、㉔「そのスクーリング担当の教員たちが進学コースの授業に出てるってこともあるんだよね」で明白です。
 
問題点②:在校生、卒業生に対する補償が一切書かれていない
 法令上行うべきとされているスクーリング(面接指導)を行っていなかったのですから、それ相応の補償を在校生や卒業生に対して行うのは当然です。卒業生に関しては、録音証拠の⑧で明らかな通り、過去にはもっとずさんな学校運営が行われており、法令上定められているスクーリング(面接指導)を受けられなかった卒業生が大半であると予想されます。卒業生への補償に関しては、先日の第4回団体交渉で求めていたにも関わらず、卒業生に対しては一言の謝罪の言葉すらありません。

◆教員の労働環境、生徒の教育環境を一緒に変えていきましょう

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