正則学園の労働問題が多くのメディアで報道されました!

 

1月8日から、東京都千代田区にある、正則学園高校の組合員が私学教員ユニオンへ加入し、理事長への早朝挨拶儀式をストライキしています。

 

ストライキ直後から、NHK、TBS、テレビ朝日、フジテレビ、共同通信、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞等のメディアで大きく報道していただきましたので、一旦ここに報道をまとめておきたいと思います(あくまでネットに残っている報道だけで、特にテレビ報道は一部です)。

メディアの報道を見ての生徒や保護者の方からの応援メッセージも多数いただいております。

これから、実際に学園側との団体交渉へ入っていきますが、その進捗もご報告させていただけたらと思います。

今後とも、ご支援・ご協力をどうぞよろしくお願い致します。  

 

1、NHK:私立高校 理事長早朝挨拶改善を

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190109/0023643.html

東京の私立高校で教員らが早朝に出勤して理事長に挨拶を要求されていることが長時間労働などにつながっているとして、教員らで作る労働組合が学園側に改善するよう申し入れました。

申し入れをしたのは、東京・千代田区の私立高校、正則学園高校の教員らおよそ20人です。
学園によりますと、この高校は毎朝7時前に理事長が出勤するのにあわせて教員40人ほどが理事長室に集まり、挨拶する習慣があるということです。
私立学校の教員組合「私学教員ユニオン」に寄せられた動画には、教員らが理事長に1人ずつ挨拶し部屋の神棚に参拝する姿が映し出されています。
学校の正規の勤務時間は午前8時から午後4時までですが、組合によりますと、挨拶の時間は勤務時間に含まれず時間外手当も出されていないということです。
このため、教員らは理事長への挨拶は強制で、長時間労働の温床になっているとして学園に改善を求めました。
教員の1人は「理事長には強い権限があり、拒否すれば出世できなかったり担任を外されたりすることもあった。この状況を何とか変えてほしい」と話していました。
正則学園高校は「挨拶は30年以上前から慣例として行っているもので強制ではないが、見直すべき点は改善していきたい」と話しています。

 

2、東京MXテレビ:正則学園高で教員スト 理事長への「早朝あいさつ」廃止求め

https://s.mxtv.jp/mxnews/kiji.php?date=46513503

 東京・千代田区にある私立高校の教員が、「理事長への早朝あいさつ」の廃止など労働環境の是正を求めてストライキを決行しました。

 夜明け前の午前6時半、創立120年以上の歴史を誇る正則学園高校の前に集まったおよそ20人の教員たちは、ガムテープでつながれた「ストライキ中」と書かれた大きな紙を掲げていました。気温0.8℃という身を切る冷え込みの中、学校で続けられている“ある儀礼”を巡っての抗議活動です。

 教員が校内で撮影した動画には、「理事長・学園長室」と書かれた部屋に人が列を作って入っていく様子が写っていました。

 教員が加入する労働組合によりますと、学校の始業は午前8時ですが、実際は7時前に出勤する理事長への「あいさつ」が長年の慣例となっているということです。そのため、多くの教員がほぼ毎日、6時半ごろに出勤していますが、その分の時間外手当は出ていないということです。ストライキに参加した教員は「理事長へのあいさつに遅れてくる先生たちは、いつもどう喝される。『ばか』『あほ』と言われたり『ふざけるな』と言われる」「理事長は強制的に出勤させていないと言うが、みんな軒並み6時半すぎには出勤している。強制は明らか」などと訴えています。

 教員への取材を続けていたところに、理事長の乗った車がやって来ました。助手席から降りてきた理事長に対し、教員らは詰め寄り「ホームページの(掲載内容を)撤回してください」「事実でないですよね」「待ってください。おかしいですよ」「理事長、儀式をやめてください」などと口々に訴えましたが、理事長は呼び掛けに答えることはありませんでした。

 学校側は教員らの訴えに対して、ホームページなどを通じて「教職員に対する早朝あいさつの強要をしている事実はありません」とコメントし、真っ向から反論しています。

 教員らは「理事長のための時間を生徒のために使いたい」として、今後も授業に影響のない範囲で早朝のストライキを続けていく方針です。

<言い分は真っ向から対立 教員vs学校側>

 正則学園高校は1月8日が始業式で、この日から3学期が始まりました。大学受験直前の生徒も多くいるため授業への影響も気になりますが、ストライキは生徒の登校前には終えたということです。

 教員らのストライキは「理事長へのあいさつ」という慣例への抗議以外にも、1日に14時間半にも及ぶ長時間労働の改善、残業代の支払い、非常勤講師の待遇改善などを求めています。そのため、教員らは私立学校の労働環境改善に取り組む組合に加盟し、団体交渉を求めています。

 教員らの訴えに対し、学校側は「理事長へのあいさつに強要の事実はない」、長時間労働については「許容していない」つまり「長時間労働を認めてない」とコメントしています。

 今後、教員らはストライキを午前6時半から8時の授業前までの時間帯でタイミングを見つけて実施し、毎朝の「理事長へのあいさつ」には参加しない方針です。一方の学校側は、教員らと団体交渉をする方針としています。

 

3、TBS:私学高教員らがストライキ、早朝の理事長挨拶拒否

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3567656.html

 東京・千代田区の正則学園高校の教員らおよそ20人が長時間労働の是正などを求めて、ほぼ毎日行われている早朝の理事長への挨拶を拒否するストライキを起こしました。

 教員が加入する「私学教員ユニオン」によりますと、毎朝、午前6時半ごろから教員が順番に理事長に挨拶し、神棚にお参りするのが長年の慣例で、行わなければ注意をされたり人事に影響が出たりすることもあったといいます。

 「朝のこの挨拶が無駄だなと思ってきたし、だったら生徒のためにできることがしたいっていうのが本音で」(ストライキに参加した教員)

 ストライキは早朝のみ行われ授業への影響はなかったということですが、学校側は「早朝挨拶を強要している事実はなく、長時間労働も許容していない」としています。

 

4、共同通信:東京の私立高教員がストライキ 「始業前あいさつの廃止を」

https://this.kiji.is/455185467366753377

 東京都千代田区の私立正則学園高校の教員約20人が8日朝、長時間労働の是正などを求めストライキを実施した。教員らは始業前にほぼ毎日行われている午前7時前の理事長へのあいさつを拒否し「あいさつの儀式は無駄で廃止するべきだ」と主張。この日のストライキは早朝のみで授業への影響はなかった。

 教員が加入する「私学教員ユニオン」によると、同校教員の始業は午前8時だが、実際は7時前に出勤する理事長へのあいさつが長年の慣例で6時半ごろには出勤。理事長室に1人ずつ入りあいさつするという。あいさつをしない場合は、注意や叱責を受けるという。

※共同通信で配信されたため、多くの地方紙へ掲載されました。

 

  5、毎日新聞:理事長への早朝あいさつで教員スト 東京の私立校

http://mainichi.jp/articles/20190108/k00/00m/040/058000c

 東京都千代田区の正則学園高校の教員ら約20人が8日、毎朝行われている理事長へのあいさつを拒否した。同校では数十年来、教員による理事長への早朝あいさつが続けられているという。教員らは「労働時間に含まれない無益なサービス労働だ。長時間労働につながっているので、撤廃を求めてストライキした」と主張している。8日は始業式だったが、影響はなかった。
 

 私立学校の教員が個人で加入する労働組合「私学教員ユニオン」(東京都世田谷区)などによると、同校では全教員約40人が毎朝午前6時半ごろから廊下に並び、1人ずつ理事長にあいさつするのが日課という。1日の労働時間は約14時間半に及び、ユニオンは7日、学校側に長時間労働の改善などを求める団体交渉を申し入れた。

 教員らは8日、正門前で「早朝の理事長挨拶(あいさつ)儀式をストライキ中」と書いた横断幕を掲げ、理事長にあいさつの撤廃を求めた。

 学校側は毎日新聞の取材に「あくまで慣例的なもので教員に強要、強制している認識はない。顧問弁護士と法的な問題を協議の上、対応を検討している」と話した。

 同校は1896(明治29)年創立の私立男子校で、生徒数は約560人。

 

  6、読売新聞:理事長へのあいさつで早朝出勤、教員が抗議活動

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190108-OYT1T50111.html

 私立正則学園高校(東京都千代田区)で8日、長時間労働の是正などを求め、教員約20人らが抗議活動を行った。教員らは、早朝に慣例として行われてきた理事長へのあいさつを拒否し、正門前で「あいさつは労働時間に含まれない無益なもの。撤廃するべきだ」と訴えた。授業への影響はなかった。

 教員が加入する「私学教員ユニオン」や教員によると、始業は午前8時だが、同7時前に登校する理事長にあいさつするため、教員約40人は同6時半頃には出勤。理事長室前の廊下に並び、1人ずつあいさつしているという。そのため、勤務時間は1日約14時間半に及ぶと主張している。あいさつをしなかったことを注意されたり、叱責を受けたりした教員もいるという。

 同校は取材に対し、「見解の相違で、強制ではない。顧問弁護士と協議し、対応を検討したい」としている。

 

  7、日本経済新聞「始業前あいさつ廃止を」 私立高教員がストライキ

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3974111008012019CC0000/

東京都千代田区の私立正則学園高校の教員約20人が8日朝、長時間労働の是正などを求めストライキを実施した。教員らは始業前にほぼ毎日行われている午前7時前の理事長へのあいさつを拒否し「あいさつの儀式は無駄で廃止すべきだ」と主張。この日のストライキは早朝のみで授業への影響はなかった。

教員が加入する「私学教員ユニオン」によると、同校教員の始業は午前8時だが、実際は7時前に出勤する理事長へのあいさつが長年の慣例で、6時半ごろには出勤。理事長室に1人ずつ入りあいさつするという。あいさつをしない場合は注意や叱責を受けることから、ユニオンは「実質的な労働時間で負担が大きい」としている。

一方、学園はホームページで「早朝あいさつを強要している事実はない。長時間労働についても許容していない」との見解を示した。

ユニオンは、勤務は部活動などで夜遅くまで続き、労働時間はタイムカードで管理されているが、実際よりも短い時間が記録され、残業代は一部しか出ないとしている。

ストに参加した教員の一人は「昇給やボーナスが止まっても生徒のためと思いやってきた。くだらないことをやめて生徒のために時間を使いたい」と訴えた。

 

8、産経新聞:「早朝あいさつ儀式、廃止を」 私立高教員がストライキ

https://www.sankei.com/photo/daily/news/190108/dly1901080008-n1.html

 東京都千代田区の私立正則学園高校の教員約20人が8日朝、長時間労働の是正などを求めストライキを実施した。教員らは始業前にほぼ毎日行われている午前7時前の理事長へのあいさつを拒否し「あいさつの儀式は無駄で廃止するべきだ」と主張。この日のストライキは早朝のみで授業への影響はなかった。

 教員が加入する「私学教員ユニオン」によると、同校教員の始業は午前8時だが、実際は7時前に出勤する理事長へのあいさつが長年の慣例で6時半ごろには出勤。理事長室に1人ずつ入りあいさつするという。あいさつをしない場合は注意や叱責を受けることから、ユニオンは「実質的な労働時間で負担が大きい」としている。

 一方、学園はホームページで「早朝あいさつを強要している事実はない。長時間労働についても許容していない」との見解を示した。

 

  9、教育新聞:「理事長への早朝あいさつ廃止」求め 高校教員らがスト

「『理事長への早朝あいさつ』がなければ、授業準備や生徒に向き合う時間に充てられる。我慢の限界だ」――。私立学校の教員らが個人で加入する「私学教員ユニオン」は、正則学園高校(東京都千代田区、塩澤一彦理事長)で1月8日から無期限に、同ユニオンに加入する教員が長時間労働の是正や待遇改善などを求めて、塩澤理事長への早朝あいさつをボイコットするストライキを実施すると発表した。  

10、wezz-y:私立高校の教員ストライキ、「朝6時半頃~夜9時頃まで休憩もない」過酷な労働環境の改善訴える

https://wezz-y.com/archives/62771

 1月8日、東京都千代田区にある私立正則学園高等学校の教員約20名が、始業前の朝6時半頃から強制されている“理事長への挨拶”の儀式を拒否するとして、ストライキを実施した。

 同校教員の始業時間は午前8時。しかし実際には、7時前に出勤する理事長に一人ずつ挨拶することが慣例化しており、教員は午前6時半頃の出勤を余儀なくされ、挨拶をしなければ注意を受けるという。

 私立学校の教員は給特法(公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法)の適用対象外で、残業代未払いは労働基準法違反として訴えることもできる。ここ数年、教員の労働環境がいかに劣悪であるかが指摘されるようになってきたが、公立学校のケースに注目が集まりがちだった。だが、私立校も例外ではない。

 正則学園高等学校の教員がストライキに至った経緯は、私学教員ユニオン公式サイトで説明されている。同校の労働環境は過酷なものだった。

 教員の多くは、「朝6時半頃~夜9時頃まで休憩もなく働き、1日の労働時間は約14時間半にも及ぶため、帰宅時間が終電間際になる教員もいる状況」で、「これまで過重労働により、体調不良、入院をした教員もおり、中には過労死が疑われる方も」いたというから調査が必要だろう。

 教員の授業以外の業務は膨大で、業務範囲には際限がない。にもかかわらず、正則学園高等学校では残業代が適切に支払われず、タイムカードも実際の労働時間で打刻できない。教員らの正式な同意もなく定期昇給の停止やボーナスの減額が行われたという。

 さらに同校では、専任教諭が退職しても専任教諭を補充するのではなく、非正規雇用の非常勤講師を増やしている。非常勤講師は低待遇であり、授業時間1コマに約2000円が支払われるのみで、授業外業務の賃金は払われず、月の手取りは15万円程度。社会保険にも加入できず、1年更新の契約のため将来も見えない。しかし、非常勤講師であっても授業準備や教材研究など授業外業務を行い、1日8時間・週40時間近く働いているという。

 労働環境に問題が山積しているのは明らかだが、中でも教員らが“許せない”と訴えるのが、「毎朝6時半から始まる理事長への挨拶の慣行」だという。数十人の教職員全員が理事長室の前の廊下に一列に並び、一人ひとり理事長に挨拶をするという“儀式”だが、私学教員ユニオンに加盟した同校教員らはストライキを予告するポスターでこう訴える。

<もしこの早朝の儀式がなければ、授業準備・教材研究や、生徒に向き合ったり、自分の体を休めるなど、様々なことに時間を使えます。この無益なサービス労働の強要に対して、組合員は我慢の限界に来ています>
<教員は、早朝挨拶儀式ではなく、生徒のために時間を使いたいのです。教員は、学校の民主化・健全化をし、理事長の利益のためではなく、生徒の教育のための学校作りを目指しています>

 そもそも教員らは、授業以外の業務によってかなり多忙な状況と思われる。その上“理事長への挨拶”のために毎朝6時半に出勤することを強制されれば、たまったものではないだろう。

 ところが、ストライキが実施される前日である1月7日、同校が公式サイトに発表した声明文では、「教職員に対する早朝挨拶の強要をしている事実はありません」「長時間労働につきましても当学園といたしましては許容しておりません」と、私学教員ユニオンに加盟した同校教員らの訴えを否定している。真実はどこにあるのか。

 一方で私学教員ユニオンのスタッフに取材をしたところ、1月7日に教員らが私学教員ユニオンに加盟したことの申し入れ、およびストライキ通告を行った際、同校の事務局長は、教員らが訴えるような事実があったのだと認める旨の発言をしていたという。“理事長への挨拶”について問われると「まああれは、ほぼ強制だよね」、長時間労働について問われると「まあありましたよね」と、事務局長は答えたそうだ。

 そして今回、団体交渉などをせずにストライキに踏み切った理由は、「先生たちはかなり健康を崩して、過労で倒れたり、入院するなどしており、過労死の危機さえ感じていた人もいた」「必要業務による時間外労働ならば交渉も可能だが“理事長への挨拶”は“ムダ”で“不必要”な業務であり、そのような業務のためにわざわざ1時間半も早く来て、命や健康を危険にさらす必要はないだろう」「先生たちの健康を守るほうが先」と判断したためだという。

 確かに、1月7日の学校経営サイドの声明を見る限り、交渉がスムーズに進行する可能性は低いと想像できる。 “理事長への挨拶”以外にも教員の業務量は多く、これ以上教員の健康被害を深刻なものにしないためにも、今回のストライキは避けられないものだったようだ。

 “権力者”である理事長らのパワハラ被害に遭い、怖くてユニオンへの加盟を決断できなかった教員もいたようだが、私学教員ユニオン側は、正則学園高等学校での残業代未払いや長時間労働を裏付ける証拠を入手しているという。

 公立だけでなく、私立学校でも教員の労働環境・待遇が劣悪であることは珍しいことではなく、特に残業代が支払われていないケースは多いようだ。交渉によって労働環境や待遇の改善が行われた学校もあるが、今回ストライキがあった正則学園高等学校と同じような状況の学校は“結構ある”と考えられている。

 教員の考え方もさまざまであり、部活動の指導に力を入れたい人、必要ならば時間外労働を厭わない人もいるが、どの教員も口を揃えて言うのが「残業代は払ってほしい」ということだという。

 私学教員ユニオンでは全国から労働相談を受け付けている。

 1月12日(土)、1月15日(火)には、私立学校で働く教員を対象とした労働相談ホットラインを実施する。

私学教員 労働相談ホットライン
1月12日(土)13:00~17:00
1月15日(火)17:00~21:00
電話番号 0120-333-774(通話無料)
※相談無料・電話無料・秘密厳守

主催:私学教員ユニオン

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