【京華商業】残業代不払いについて、労働基準監督署から是正勧告が出ました!

7月12日、これまで教員へ残業代を支払ってこなかったことについて、中央労働基準監督署が京華商業へ是正勧告(行政指導)を出しました。

私たちは、今年の1月から、非正規教員2名への不当や雇い止めに加えて、京華商業高校の長時間労働や残業代不払いの問題も、団体交渉をしてきました。

しかし、過去の団体交渉において学校は、「長時間労働はない」、「タイムカードは万能ではないので導入しない」、「部活はボランティアであり、教員が好きでやっていること」などと、長時間労働や残業代不払いを認めない、不誠実は回答を続けてきました。

それらが、ついに今回、行政機関から違法と認定され、残業代を支払うように是正勧告が出ました。

学校は、行政機関からの是正勧告を真摯に受け止め、早期にタイムカード等で実労働時間を把握し、長時間労働・残業代不払いを改善すべきです。

学校の主張は、現在、国も進める「教員の働き方改革」と真っ向から対立する時代錯誤の認識です。

教育機関として、生徒や保護者の方も心配しています。

◆労基署からの是正勧告の内容

【労働基準法37条違反】

是正勧告の内容は、労働基準法37条(残業代不払い)でした。

具体的には、労働時間を把握していなかったため、労基署は把握するようにとの行政指導を出しました。その後、実態調査をしたところ、学内の教員が残業をしていることが発覚し、それらの残業に対して対価が支払われていない実態が確認できたということでした。

この間は、労働基準監督署が、教員たちのパソコンのログデータと、教員たちへ実際の労働時間の認識を問う調査の提出を求めていました。

◆長時間労働、残業代不払い、労働時間の記録がなされていないなどの問題はありませんか?

京華商業に限らず、私立学校では、長時間労働、残業代不払い、労働時間の記録がなされていないなどの問題がよくあります。そのような状況も、ユニオンの仲間と一緒に交渉をする中で、改善をすることが可能です。

ぜひ、まずはお気軽に電話やメールでご相談ください。通話料無料・秘密厳守で対応しています。

コメントを残す