【ドルトン東京学園】担任、授業、校務分掌、役職を外す等の非人道的「追い出し行為」を速やかにやめてください!

9月12日、新たに、私たち私学教員ユニオンへ東京都調布市にある「ドルトン東京学園」(https://www.daltontokyo.ed.jp/)で働く教員たちが加入をし、労働環境改善のための団体交渉を申し入れました。

「ドルトン東京学園」は、「自由」・「協働」の原理に基づく「ドルトンプラン」という教育メソッドを導入した中高一貫の新設校です(今年4月開校)。

目黒にあった「東京学園」という学校を河合塾(https://www.kawaijuku.jp/jp/)が買収し、ドルトンプランを実践する新たな学校を調布市に設立することになりました。

しかし、その設立に向けた準備室で勤務していた教員たちが、今年7月末に、学校から雇い止め通知や退職強要をされ始めました。そして、8月からは、これまでの業務(担任、授業、校務分掌、役職等)を一方的に取り上げられ、転職活動をするように指示されるなど、非人道的な嫌がらせ(パワハラ)も現在進行形で受け続けています。

そのような行為をする理由も明確ではありません。9月12日の申し入れの際に、田邊則彦副校長(https://resemom.jp/article/2019/06/11/50947.html)をはじめとした学校幹部へなぜこのような非人道的な行為をするのか問うても、明確な回答はありませんでした。

これまで、数年にわたり、「ドルトンプラン」の実践のために研究や検討をしてきた教員たちを離職させようとするのは、「ドルトンプラン」の下で学びたいと考え入学した生徒や保護者の方の期待を裏切ることになります。

「自由」・「協働」といった理念を実践する教育機関が、現場で働く教員へこのような非人道的な行為をするのは、大いに矛盾したものではないでしょうか。

これからこのようなパワハラや、不当な雇い止め・退職強要の撤回を求めて団体交渉に進んでいきますが、誠実に対応し早期に改善するよう強く求めます。

Aさんの想い

◆これまでの経緯

私は今まで日本になかった新しく素晴らしい学校を設立するという想いに共感して、前任校を退職し、ドルトンスクール設置準備室に就職しました。ここでは開校に向け様々な事を議論し、研修を受け、仲間と一緒に最高の学校を開校するために全力で取り組んできました。

そして今年4月に念願の開校。私は新年度の担任と教科主任として学校に生徒が登校してくるという当たり前の事に毎日感動しながら、新しい学校の教育活動に臨みました。

ドルトン東京学園では「ドルトンプラン」(教育メソッド)に則り、個々の生徒に合わせて学習環境を提供すべく、私の教科では通常の倍以上の手間と時間をかけて教育活動に臨みました。

 

◆突然の雇い止め通知、業務外し

試行錯誤の毎日を送り保護者と生徒の信頼関係を強固にし、3か月間をなんとか乗り切ってようやく夏休みを迎えました。生徒を夏休みに送り出し、普段出来ない入試業務や新しいICTツールの準備を始めた時でした、突然副校長に校長室に呼ばれました。2019年7月29日でした。

そこで副校長から発せられた言葉は全く想像できない事でした。「まず9月から担任を外します。教科主任の任を解き、いま受け持っている全ての授業から外れていただきます。さらに3月以降の契約更新はしない事をここで確認します。」と言われ、契約解除の紙を2枚ぽんと渡された後、何か言いたい事はありますかと言われました。

恐る恐る「理由は何ですか?」と聞くと「生徒の安全を守るため、先生には外れてもらう決断をしました。」と言われました。具体的に何が問題でしたかと問うと、生徒を守るためそれは言えないと具体的な理由は伏せられました。

納得ができないと言うと、副校長は矢継ぎ早に色々な理由を言いました。

・「先生が嫌だと言っている生徒がいる。」

・「先生は私の期待に応えられなかった。」

・「先生がやりたい事はここでは出来ない。」

私は、言っている意味がほとんど理解出来ませんでしたが、「今日は帰って家族とよく話しなさい」と一方的に言われました。

その後、

「今後は入試業務だけしていて欲しい。」

「これからは学校に来て次の職場を探してもらって構わない。」

「他校で講師として勤務してもらっても構わない。」

とも言われました。

現実感が全くない面談でした。今でも意味が本当に全く理解出来ませんでした。

 

◆毎日隔離された部屋で履歴書を書き続ける

現在は生徒が来ない隔離された部屋で、一人履歴書をひたすら書く日々を送っています。学内を移動中、生徒に遭遇すると生徒たちは「先生いつ帰ってくるの?」、「先生じゃないと授業が面白くない」、「先生のおかげで成績が上がったのに来ないと困る」など暖かい声をかけてくれます。

今自分は生徒が入れない部屋でひたすら履歴書を書いているとは言えず、「ごめんねすぐに戻るからね」と生徒には伝えています。

保護者の方も同様で突然の担任はずしと授業はずしに納得できていない様子です。「帰ってきて欲しい」と言って頂ける保護者が多く、本当にありがたいです。

 

◆理不尽で不合理な行為は絶対的に許されない

現在も私の全ての業務を奪った理由については具体的な説明がありません。来年は契約を解除すると言っているので生活に関しても不安がいっぱいです。

日本で最高の学校を作るという想いに賛同してここまでやってきてのこの仕打ちは、腹がたつと言うよりは意味がわかりません。到底理解できません。こんなことが許されるのでしょうか。

教育現場においては理不尽で不合理な行為は絶対的に許されない聖域であると自分は心から信じていますし、今でもそれは揺るがないです。

ブログをご覧になった方には、我々の学校が正常になるために力を貸していただけたら幸いです。先進国の教育機関でこのような非民主的な事態がまかり通るとは、憂慮すべき事態だと言わざるをえません。

生徒、保護者の方、同僚の教職員スタッフのためにも屈する事は絶対出来ません。

 

Bさんの想い

◆これまでの経緯

「新しい学校をつくるので是非先生に力をかしていただきたい。」、「仲間になってほしい。」、「これまでの管理職経験と中学生の指導経験を生かしてほしい」と声をかけていただいたのは3年前でした。

一度はお断りしたものの熱心に説得され、その熱意に心を動かされた私は、「日本の未来を切り開く子どもを育てよう。」と管理職を退職し、この学校の設置準備室で集まってくる先生方のまとめ役として就職しました。

定年までの無期契約で、給与の最低額が保証され、まとめ役としてのポストを用意するという条件で契約を結びました。それから今年4月の開校まで様々なことがありました。大正時代に一度は日本で実施されたもののうまくいかなかった「ドルトンプラン」をどのように具現化するかを先生方と議論を重ね、教育課程や学校行事など様々なことをひとつずつ決めていきました。開校にむけて認可のための事務的な書類作成や新しい先生の採用選考にも関わりました。

2019年4月、1期生145名が入学しました。このとき4か月後このような仕打ちが待ち受けているとは夢にも思いませんでした。学年所属ではありませんでしたが、朝礼の前には各教室をまわり、放課後には生徒のいる2階の教室で過ごすのが私の毎日の習慣でした。忙しい毎日でしたが、生徒のいる学校にくることが嬉しく充実した毎日でした。

部長としても学校の中心的メンバーとして様々な意見に耳を傾けながら精一杯取り組んできました。教科指導についても他の教科に先駆けいろいろな試みをしてきました。

 

◆突然の退職強要、業務外し

息をつく間もない多忙を極める日々を過ごす中、今年7月中旬、私のもとに突然副校長から私に対する批判のメールが入りました。前後して一方的に叱責されることがありました。そして2019年7月31日、副校長が着任後、初めての面談が突然設定されました。

その場で、いきなり「来年この学校にあなたの居場所はない」と退職を強要され、故郷に帰るように言われました。また「部長職をおろす。所属の部を外れてもらう」と学校における校務分掌を取り上げられました。

外す理由については、「イメージしていた部長とは違う」や「教科で協力体制がとれていなかった」、「学年で行なった行事に適当な助言をしなかった」などで、部長としての職務内容ではないものや管理職も入った会議で決定したことであったこともあり到底納得のいかないものでした。教科主任の仕事だけが与えられましたが、元の教科主任の方はどうなるのかときくと答えてもらえませんでした。この後、新しい組織が発表されて、この先生が一方的に業務を外されたことを知ることになります

また面談中2度にわたり校務分掌が与えられていないことについて、異議を申し立てましたが、「校務分掌はない」、「あなたがしていることは誰にでもできる」と言われ、「いわゆる窓際ということですか」と問うと「そうだ」と答えられました。

抗議をした結果、後日電話で「ご指摘のとおり教科主任は校務分掌ではなかった。校務分掌について理解していなかった。正式には後日」と一方的に言われました。担当の所属だけは与えられましたが、部長職は外されたままでした。それ以後9月6日にこちらから面談を申し入れるまで、話しかけられることすらなく8月29日に新しい組織体制が一方的に学内で発表されました。

 

◆教師が安心して互いを尊敬しあえる職場へ

ようやく落ち着いて腰を据えて仕事ができると思った矢先にこのようなことを言われ、まさに青天の霹靂でした。人生設計そのものを一方的に壊され、精神的不安に陥り、眠れなくなる、動悸が起きるなどの症状に悩まされ、人と話したくなくなり人を信じることができなくなりました。

9月に入り学校が始まりましたが職員室にいることも辛く精神的苦痛を強いられています。また、副校長との面接で「何をしてもあなたのことは評価しない」と言われ、ますます精神的に不安定な状態になっています。

私は、職業人としてただ単に当初の契約を守ってほしいだけです。社会的信用を失うことなく安心して働けるようにしてほしいのです。民主主義の国での教育の現場で、ドルトンプランを取り入れた学校で人格を否定した面談をしたり、約束を守らず人生設計そのものを狂わせたりして、精神的苦痛や損害を与えることはあってはならない、私はそう考えます。

私は子供たちには人を信じることの喜びを伝えたいです。子供たちの心を幸せで満たしたいです。お互いに認め合い支えあうのが人間であると伝えたいです。そのために、まず教師が安心して互いを尊敬しあえる職場でなければならないそう思っています。

一刻も早く私たちの学校が正常な状態に戻ることを願っています。

 

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