【安田学園】主幹教諭が定期テストで加点操作をする不正行為の実態と関連するパワハラ被害
3月22日の第一回団体交渉では、安田学園内での不正行為も露呈しました。
その決済を下した教頭は、不正を働いたという自覚は「ない」ということでしたので、多くの方に知っていただき、社会の公器である学校へご意見をぶつけていただきたいです。
◆「担当者間での行き違い」という不可解な加点操作
2018年度2学期の期末テストにおいて、2つのクラスで同一のテストが行われました。1クラスは今回雇止めにあったAさんの担当クラス、そしてもう1クラスは主幹教諭の担当クラス。テスト作成は主幹教諭が行いました。
テストの結果、Aさんのクラスと主幹教諭のクラスの平均点が20点開きました。Aさんのクラスの平均点が20点高かったのです。その後の成績査定において、点数の低かった主幹教諭の担当クラスの生徒全員に14点が加算されました。両クラスの担任は、成績査定を出す前にAさんを呼ぶように何度も求めたといいます。しかし、主幹教諭は、Aさんになんの相談もなく加点を断行したのです。そして、それを学校は承認したのです。Aさんは、何も知らされないまま新学期を迎えました。そして担当生徒からの「先生なんで?」という問いで、その事実を初めて知ることになるのです。
その後、Aさんへ学校からの正式な説明はなく、保護者からの問い合わせにより2月16日に説明会が開かれることになりました。Aさんへの説明がなされたのは、その2日前の2月14日でした。保護者に説明をする際に、担当者が、知らなかったではマズイと思ったのでしょう。加点の理由は、「担当者間での行き違いがあったため点数に開きが出たから」ということでした。
このように安田学園では、根拠のない、なんとも不可解なテスト点数の操作が行われています。もしこれが逆だったら、どうなったのでしょうか? Aさんの点数が20点低かったら、14点加算されたのでしょうか? きっと、指導力不足となり、雇止め理由にされてクビでしょう。そもそも、「担当者間での行き違い」とは一体何なのでしょうか??
学校の定期テストで点数調整なんて聞いたことがありますか?
本件の現場は、学校です。生徒・保護者の方のためにも、不正はあってはなりません。
不適切で不正な点数調整を許してはなりません。テストの意味がなくなってしまいます。
◆パワハラの訴えは完全無視
Aさんはテストのやり直しを求めました。また、3学期のテストは第3者による作成を提案しました。テストの問題を知らされない、知らされても直前で変更する、などAさんは今までも主幹教諭からは様々な嫌がらせを受けてきました。子どもたちがいるので、ずっと我慢してきました。それもあともう少しで無期雇用になれるからとグッとこらえてきたのです。
今回の件について、Aさんは学校幹部へ相談しています。主幹教諭の行為は、パワハラであり精神的苦痛でしかない、主幹教諭とのやり取りは難しいため3学期は学校が間に入ってほしい、直接の交渉をやめたい旨を副教頭、主任教諭の2人の責任者に伝えました。ところが、これらの申し出はすべて無視されました。Aさんは、主幹教諭からのいやがらせに、悩み、苦しみ、精神的苦痛から体調を崩してしまいました。
ここまで読んでいただいた方に問いたいのです。時系列でみていくと何かが見えてきませんか?保護者への説明が2月16日、前年末までには為されなかったAさんへの雇止め通告は2月7日。なにかのチカラが働いて、Aさんが切り捨てられたと考えるのは私だけでしょうか? Aさんを雇止めにして、Aさんにすべての罪を着せて、トカゲの尻尾切りをしようとしたと考えるのは深読みをしすぎでしょうか?
本団体交渉以前に、(この立場でなければ言いたいことはいっぱいあるという前置きをして)32年安田学園で勤めているという採用担当の副教頭は、「〇〇(主幹教諭の名前)に原因がある」と思う、「悪いのは〇〇(主幹教諭の名前)」だと言いました。「ふつうはあり得ない」ことで、「そんなのだれもがわかっている」と、「でも(点数)上げちゃったんです」と言いました。「上げちゃったものはもう変えられないんです」とも言ったのです。まともな意見です。そして真実はここにあります。この発言の録音もあります。
一主幹教諭が自らの保身のために、点数の操作をしてしまった。結果だけが報告され、誰もが納得できないけど、一度出してしまった成績は戻せないから、「担当者間の行き違い」いう理由にしようと。ではなぜその真実を生徒に、保護者の方に伝えないのでしょうか。
誰かが何かを隠している状態で、「生徒ファースト」は考えられていると言えるのでしょうか。
主幹教諭と講師のAさん、学校という狭い組織内でチカラを持つのはどちらでしょうか?
人権を無視した、パワーハラスメントは絶対にあってはなりません。