【安田学園】6/24,不当解雇撤回を求める裁判の初回期日がありました!
安田学園(https://www.yasuda.ed.jp/)とは、昨年度末から、不当解雇撤回、未払い賃金、パワーハラスメント等をめぐり、団体交渉を継続してきましたが、学校側はそれに応じてこなかったため、今年5月23日に東京地方裁判所へ提訴をしました。
その際には、同じく不当な解雇をめぐり戦っている、京華商業高校(http://www.keika-c.ed.jp/)の教員と一緒に厚生労働省で記者会見を行い、大きく報道されました。
安田学園のように、非正規教員を使い捨てにするような働かせ方は、私学業界全体に広がっており、私たちへも多数の相談が寄せられています。
非正規教員の差別・待遇の改善のために、勝利するまで戦っていきたいと思います。応援よろしくお願い致します。
◆第一回期日の報告(次回は9月5日(木)午前10時30分~)
本日の期日では、以下が決まりました。
序盤は書面での主張のやりとりなどがメインになります。進捗は随時、情報も発信していきます。
・次回期日が9月5日(木)午前10時30分~と決定しました。
・それまで流れとして、7月31日までに学校側が詳細な反論書面を裁判所へ提出し、それを受けてこちらが8月30日までに反論書を裁判所へ提出する、ということになりました。
◆ブラック企業被害対策弁護団と連携して戦っています!
今回の裁判は、以下のブラック企業被害対策弁護団(http://black-taisaku-bengodan.jp/)の皆さんと一緒に戦っています!
代理人弁護士:佐々木亮弁護士、明石順平弁護士、市橋耕太弁護士、伊藤安奈弁護士、川口智也弁護士、辻田航弁護士
◆当事者の想い 学校が「いじめ」を率先して行っていいはずがありません。
5年間教壇に立った安田学園から、次年度担当する授業がないと言われたのは、年度末も差し迫った2019年2月でした。
理由は、「期間満了だから」とだけでした。
「これを雇止めというなら雇止めということになるのかな」、「困りますと言われてもこちらも困っちゃうんだよね」、笑いながら話す人事担当だという管理職の教員と5年間で話したのは、これが初めてでした。
なぜ2月になったのか問うと、「知っていると思っていた」、「うっかりミス」「事務的ミス」、要は年度末まで言うのを忘れてしまったとのことでした。異議を申し立てても、「学校のルールだから」とこちらの言い分は一切聞こうとしない、過去にはパワハラの相談も無視され、ついには「うちも顧問弁護士がいるから」、と脅しともとれる強気な姿勢に学校は出てきました。
求人サイトを見ると、私が免許を持っている教科で安田学園の来年度の求人が出ていたので、来年度の授業がないということはありません。学校は期間満了というが期間があるなんて元々知らないですし、そんなことは、どこ探しても書いていません。学校は1年契約だと主張してきましたが、それならば毎年、労働条件通知書を渡すはずですが、渡されたことは一度もありません。契約更新の通知をもらったこともないし、なにより契約書が存在しません。
仕事を奪うことは、その労働者の命を奪うことと同じだと思います。「いじめ」はいけないと教える学校が、雇用形態による不可解な身分階層を作り出し、気に入らない人間を排除することは「いじめ」となにが違うのでしょうか。人にものを教える学校が、人の命を奪い、人権を踏みにじる「いじめ」を率先して行っていいはずがありません。
悔しい、情けない、怒り、落胆、あと、、、もう疲れたなぁ…とか、いろいろな感情が渦巻く中で、きっと泣き寝入りしたほうがとっても楽なんだと思うこともゼロではありません。しかし、「これから君たちが出ていく世の中は差別と偏見で満ち溢れている。人の世が住みにくいからと言ってどっかに越すことなんてできない、ならば自分の手で住みよくしていかなければならないよね」と、生徒に対して私は教えてきました。
だからこそ、最後まで諦めることなく戦いたいと思います。