【京華商業】「2年目以降、専任教員への登用を前提とする」求人にご注意ください!
(現在HPに掲載されている求人 http://www.keika.ac.jp/office/advertisement.php)
私たちは、京華商業高校(http://www.keika-c.ed.jp/)に対して、今年3月末で不当な雇い止めをされた2名の「有期専任」の教員(正規雇用である「専任」教員と同じ業務をしているが1年更新の非正規教員)の雇い止め撤回等を求め、今年1月から団体交渉をしてきました。
彼らは、「専任化」(正規雇用化)の期待を持たされ続け、長時間労働や残業代不払い、手当支給の差別にも我慢して働いてきました。しかし、最終的には一方的に雇い止めされ、雇い止め理由も「総合的な判断」というだけで具体的に教えてさえもらえませんでした。
私たちは、団体交渉の過程で、今後、このような被害が拡大することを防ぐために、学校側に対して、専任化を実際にはしないにも関わらず、その期待を持たせるような紛らわしい求人を出さないように要求し続けてきました。
しかし、私たちの要求を学校側は無視し続けました。
そして、最近、学校側は来年度の「有期専任」の求人票を新たにHPに掲載し始め、そこには「2年目以降、専任教員への登用を前提とする」という記載があります。
私たちの組合で戦っている「有期専任」の教員たちは、「前提」とされているにも関わらず、専任へ登用されず不当な雇い止めを受けました。
これから京華学園へ入社をしようとしている方には、ぜひ、学校側の詐欺的な求人に騙されないようにしていただきたいと思います。
また、このような意図的な被害の拡大をしている京華学園に対して、私たちは強く抗議します。
◆期待を持たせる言動の事実を突きつけても学校は断固否定→裁判へ
これまでの団体交渉の中で、私たちは、「2年目以降、専任教員への登用を前提とする」といった求人への記載、働き始めてからの学校側からの専任化の期待を持たせる言動、校長や理事長も期待を持たせていたことを認める発言をしていたことなどを根拠に、「有期専任」の教員たちへ「専任化への期待を持たせていただろう」、「期待を持たせるだけ持たせて酷使し、都合よく雇い止めをするのは不当だ」と主張し続けてきました。
しかし、団体交渉で学校側は、「専任化への期待は全く持たせていない。そのため雇い止めに合理的な理由は必要ない」と回答を繰り返しました。
結局、学校は不誠実な対応を継続したため、以下のように、5月23日、同様に不当な雇い止めを行なった安田学園と合同で東京地裁へ提訴をしました。
今後、長期的な戦いになると思いますが、最後まで諦めずに戦いますので、是非みなさん応援してください。
◆同様の問題を抱える方はいませんか?
京華商業に限らず、虚偽的な求人に騙される、不当な雇い止めをされた、長時間労働、残業代不払い、手当支給の差別等の問題を抱えている私学教員の方は多数います。
同様の問題を抱えている方は、ぜひ、一度ご相談ください。
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