【文理開成】厚労省での記者会見の様子が多くのメディアで取り上げられました!
(Yahoo!ニュースのトップに掲載されました)
8/26に、厚生労働省記者クラブにて、文理開成高校に対して出された、木更津労働基準監督署からの是正勧告について、組合員3名で報告の記者会見を行いました。
多くの私学にも当てはまる、残業代不払い・雇用契約書を渡さないという問題について、行政機関から違法の判断がなされました。
会見のニュースは、Yahoo!ニュースのトップにも掲載され、社会的な注目の集まりを実感しました。
会見の詳細は、以下をご参照ください。
メディア記事をまとめましたので、ぜひ、ご覧ください。
◆メディア記事一覧
【弁護士ドットコム】「学校現場として異常」教員が続々と退職…文理開成高、残業代未払いなどで是正勧告
https://www.bengo4.com/c_5/n_10054/
私立文理開成高校(千葉県鴨川市)が、非正規職員に対し、残業代未払いと雇用契約書を書面で交付していなかったとして、木更津労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かった。勧告は6月5日付。
私学教員ユニオンが8月26日、東京・霞が関の厚労省記者クラブで会見を開いて明らかにした。
●月177時間の残業も手取りは18万
同ユニオンによると、勧告内容は、常勤講師2人に対する残業代の未払い(労働基準法37条違反)と、非常勤講師1人に対して雇用契約書を書面で交付していなかった(労働基準法15条違反)というもの。常勤講師の1人が2019年1月、非常勤講師が同年5月に労基署に申告していた。
同校にはタイムカードがなかったが、常勤講師2人はセキュリティロックの記録などから、最大で月177時間の時間外労働を行なっていたと主張。しかし、残業代は支払われておらず、月の手取りは約18万円ほどだったという。残業時間の中には部活動も含まれていた。
●「学校現場としては異常」
常勤講師として勤めていたAさん(現在は退職)は、住み込みで寮の管理を行なっており、「土日含め24時間気が休まる時間がなかった」と振り返った。「学校側は寮監と部活は、業務ではなく自発的にやったことだとして、労働時間と認める気がない」と学校側の対応を批判した。
同じく元常勤講師のBさんは、年度途中に退職したり病気で退職を余儀なくされる教員が多いと話し、「毎年のようにやめる先生をなんとかして止めたい。職場環境をよくしたい思いがある」と訴えた。
非常勤講師のCさんは「ずさんな労務管理で、早々と学校に見切りをつける先生が多い。学校現場としては異常。生徒も先生がコロコロ変わるのは日常という感覚でいる」と言い、「誰もが幸せになれる学校に生まれ変わってほしい」と話した。
●学校側「真摯に受け止めて改善をはかっています」
文理開成高校は弁護士ドットコムニュースの取材に「7月19日に同校HPでお詫びを掲載している。雇用契約書はすでに締結し、残業代未払いについては組合と団体交渉中です。是正勧告を受けたことについては、真摯に受け止めて改善をはかっています」とコメントした。
【共同通信】千葉の私立高校に是正勧告残業177時間も未払い
https://this.kiji.is/538649059067987041?c=39546741839462401
千葉県鴨川市の私立文理開成高校で教員に対する残業代の未払いがあったとして、木更津労働基準監督署が是正勧告していたことが26日、分かった。教員が加入する労働組合「私学教員ユニオン」が同日、記者会見して明らかにした。勧告は6月5日付。
ユニオンによると、残業は授業の準備や定期テストの採点などで生じた。非正規雇用だった男性教員の場合、部活動の指導や学生寮の管理も指示され土日も勤務。月の残業時間は最大177時間に及んだが、手取り約18万円の月給のみだった。
文理開成高校は取材に「是正勧告には誠実に対処する。残業代未払いは団体交渉を進めている」としている。
※共同通信に取り上げられたことで、多くの地方紙へ掲載されました。