【文理開成】諦めずユニオンの仲間と戦っての解決!
私たちは2019年の3月より、長時間労働や未払い賃金の支払い、非常勤講師の一方的授業削減等と、理事長兼校長からのパワーハラスメントの問題を中心に団体交渉を続けてきました。
そして、文理開成高校との団体交渉は、目標としていた昨年内での解決に漕ぎ着ける事が出来ました。
問題概要は以下をご参照ください。
◆鈴木淳氏の責任逃れ、円満解決
当時の理事長であった、現学校運営機構株式会社(https://www.aas-corp.com/company)社長の鈴木淳氏は、交渉中の昨年9月に、何の責任も果たす事のないまま一方的に退任しました。後任となったのが同社取締役の和田公人氏であり、10月より新たな交渉相手として話し合いを続けてきました。
その過程で、鈴木氏の行為がパワハラや利益相反を認めるなど進展もありましたし、最終的には、12月末日を以って双方の合意によって、全面的な解決に至りました。
◆非常勤講師の雇い止め問題を継続交渉
ただし、これで全ての問題が解決したわけではありません。組合員であり、現職の非常勤講師であるCさんは、和田氏から来年度以降の継続勤務の更新を停止する、いわゆる「雇い止め」通告を突きつけられました。
この背景には、団体交渉やマスコミでの報道を通した学校に対する戦いへの仕返しが原因であると考えています。私たちは引き続き、この問題に対して学校と交渉を続けていきます。
◆諦めずユニオンの仲間と戦っての解決!
職場内でのパワーハラスメントや賃金未払いの問題は、決して私たちだけの問題ではありません。日本社会に蔓延する労働問題として取り組んでいかなければならないものです。
一つひとつの問題の解決において何より大切なのは、自分が正しいと主張できる確実な証拠と、何より、最後の最後まで諦めない心に他なりません。
私たちの場合は、パワーハラスメントの音声と出退勤の記録をメディアを通して世間に広く拡散し、支持を集めた事が、解決に向かう突破口となりました。
また、なかなか交渉が進まずに苦しい時には、同じような境遇のユニオンの仲間にたくさん励まされ、戦い抜くことができました。
労働者には、誰もが雇用主に対して立ち向かう権利が与えられています。今回のユニオンの仲間と私たちの戦いが、いずれ同じような悩みを持つ方々に、悪に真っ向から立ち向かうきっかけとなれば嬉しいです。