【文理開成】部活動が労働時間であることや、非常勤講師の「コマ給問題」を認めました!

11月23日、文理開成高校と第5回目の団体交渉がありました。

そこでは、部活や寮管理業務の時間が労働時間であること、非常勤講師の「コマ給」問題(授業コマ以外の付随業務の賃金未払い)を認めるという大きな前進がありました。

部活は「自主的な業務である」や、「コマ給の中に付随業務の時間も入っている」と主張し、それらを労働時間として認めず、賃金を払わない私立学校は非常に多いですが、教育業界全体に大きな影響を与える画期的な成果を勝ち取れました!

しかし、その一方で、未払い賃金の支払額については、台風被害を理由に金額を下げようとしてきていますが、根拠はとても曖昧です。

そして、非常勤講師の組合員の契約更新を来年度しないという雇い止め通知をしてきました。ユニオンに入って戦い始めたことが雇い止め理由だと考えざるを得ません。

これからも戦いは続きますが、1つ1つ前進をしてきています。

早期解決を目指して、これからも頑張りますので、よろしくお願いします。

◆部活動と寮管理の時間は労働時間であることを認めました!

これまでの団体交渉で、鈴木淳元校長は、「部活動と寮管理はボランティアである」という旨の発言をし、現理事長兼校長の和田公人は「寮を見たことがないからわからない」といった主張を繰り返していました。

しかし、今回の団体交渉では「部活動と寮管理の時間は労働時間である」という見解を示しました。つまりは、それらは業務であり、それらを行なっていた時間に対する賃金を支払うということです。

この成果は、教員業界全体に大きな影響を与える成果です。

「部活の時間は労働時間」をスタンダートにしていきたいです。

◆非常勤講師の未払い賃金を支払います!

学校側はCさんの未払い賃金を支払うという姿勢を見せました。Cさんはコマ給(授業の1コマを単位として賃金が支払われる仕組みで、付随業務に対して賃金が払われない)問題について学校側と交渉を進めてきました。

授業準備やテストの採点など、授業以外の業務に対する賃金が支払われていませんでした。労働基準監督署は、法令違反を明確に認定はできないが、未払いの賃金に関して調査をするようにと学校に通達していました。

その結果、学校側はCさんの未払い賃金を支払う姿勢を見せています。

こちらも教育業界全体に広がる「コマ給」問題について、画期的な成果です。「コマ給」は教員業界だけでなく、塾業界にも広がっており、それにも問題提起をできるものです。

◆見積もりは1社しかとらない?

学校は、台風被害を理由に、未払い賃金を値切ってきています。

確かに学校は、台風15号により被害を受けました。しかし、学校は補修の見積もりを1社にしかとっていません。「経営難で10円でも惜しい状況である」と、これまで和田氏は発言していましたが、そうであるならば、できるだけ安い業者を探すのが理事長のすべきことではないでしょうか。

「他の県内の業者は台風の影響で修理の依頼がいっぱいになっているため、その会社にしか依頼できない。」としていましが、県内でなくても業者はあります。また、「保険が適用されるのであれば高くてもかまわない」という発言も、学校の責任者としては問題です。

和田氏は支払い能力がないことを理由に残業代の支払いを拒んできましたが、学校を修理する金はあるということなのでしょうか。

そもそもの、客観的な財務等の資料を開示し、未払い賃金を支払えるように努力した上で、誠実に交渉をすべきです。

◆現職の非常勤講師Cさんを雇い止め

今回の団交で和田理事長兼校長は、現在、文理開成高校で教壇に立っている非常勤講師のCさんを雇い止めにすると通告してきました。

前回の団交では雇い止めについて明言は避けましたが、今回の団交では明確に雇い止めにすると言ってきました。Cさんは唯一の現職ですので目障りと感じたのでしょう。雇い止めの理由も「総合的に判断した」という非常に曖昧なものです。

これは組合員やユニオンに対する報復行為としか言いようがありません。経営者の立場を利用した人権侵害です。

Cさんの文理開成高校を良くしたいという思いを踏みにじる卑劣な行為を許すわけにはいきません!

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