【京華商業高校】150名の生徒署名に対し 「生徒の署名には、同じ文字がある」と根拠のない侮辱発言
本日、有期専任の雇い止めの撤回を求め、京華商業高校との第四回団体交渉が開かれました。
しかし、過去三回と同じく不誠実極まりないものでした。
私たちが一番許せなかったのは、生徒が一生懸命集めた署名に学校が悪態をついたことです。
京華商業高校では、雇い止めとなった二人の有期専任が担任をしていた約150名生徒が、自分たちでの署名をあつめていました。
学校がこの署名を誠実に受け取ろうとしなかったことは以前お伝えした通りです。
◆生徒の署名への学校からの正式回答等を要求
学校が生徒の署名を無視することは許せません。
私たちは、今回改めて、以下3つの事項に答えるよう、要求しました。
1、生徒たちの署名を誠実に受け取ること
2、その上で署名で求めている生徒たちの要望への「返答」を正式に文書で出すこと
3、学校が生徒たちの署名の内容を受け入れるかは別として、署名という形で意見を申し述べることは正当な行為であることを、生徒たちに伝えること。
署名の内容を受け入れられるかどうかは別として、一生懸命署名集めに動いた生徒へ学校として返答はすべきではないか、無視をすれば、学校に対する生徒の信頼が失われるのではないか、というのが私たちの心配していることでした。
◆「生徒の署名には、同じ文字がある、よくごらんなさい」と根拠のない侮辱発言等
しかし、学校の回答は以下のようなものでした。
・学校「現段階では署名に答えない、法的義務はないから」
私たちは生徒が頑張って集めた署名なのだから、同意はできなくても、せめて答えるよう求めましたが、学校は「答えない」、「ふつう雇い止めをするときに生徒や保護者に事情をいちいち説明しない」と言いました。今回のような「生徒の署名」があっても答える義務がないというのです。
私たちは、あれだけの生徒が声をあげたのだから、法的義務とは別に考え、答えるべきだと伝えました。
・学校「生徒の署名には、同じ文字がある、よくごらんなさい」
さらに、学校は「生徒の署名が書かれた経緯が分からない」、「署名をした生徒が署名の内容を理解しているかわからない」と繰り返し、最後には「生徒の署名には同じ文字がある、よくごらんなさい」と根拠のない侮辱発言をしてきました。つまり、署名は特定の人が何名もの名前をまとめて書いたものだと言うのです。
私たちは、どこに同じ文字があるのか根拠を示すよう求めましたが、「根拠を答える必要はない」といい、さらに「何か所くらいにそういう文字が見受けられたのか」と聞くと、「パット見ただけだから」とちゃんと回答をしませんでした。
こんな対応をして大人として恥ずかしくないのか、普段生徒と接している教員として生徒一人一人の筆跡からそのようなものではないことがわからないのか、生徒の気持ちを考えても根拠のない発言は撤回するよう求めましたが、撤回は拒否されました。
・学校「生徒に回答するかどうかは再度検討します」
私たちはそのような対応に強く抗議し、改めて生徒の署名に回答するよう求めると、最終的にそれは検討するということになりました。1週間以内に書面で回答が来ますので、生徒や保護者の皆様等、多くの方に知っていただきたいと思います。
本日の団体交渉を経て、本当に生徒を何だと思っているか、京華商業高校は教育者として失格だと思います。
学校が言う「生徒第一」の理念はどこへ行ったのでしょうか?