【#東洋大牛久】団体交渉を通じて、部活顧問の任意制を勝ち取りました!

現在、東洋大牛久高校(https://www.toyo.ac.jp/ushiku/)で働く教員のAさんが私学教員ユニオンへ加入し、労働環境改善を求めて学校を相手に団体交渉をしています。

◆教員全体の共通課題を解決したいとユニオンへ加入

Aさんは民間企業からの転職後、勤続7年目ですが、学校のずさんな労働時間管理や、部活顧問などのために授業最優先で時間を使えない同校の教員の在り方に疑問を持ってきました。

昨年は学内で起きたパワハラと部活顧問のストレスのため体調を崩し、

「このままでは続けられない・・・」

と思い悩んだ末、私学教員ユニオンに加入し、東洋大牛久はもちろん、共通の問題を抱える日本の教員全体の改善をしたいと立ち上がりました。

Aさんを含む私学教員ユニオンの主な要求事項は次の通りです。

・部活顧問強制の撤廃や長時間労働の改善

・1時間の休憩を取れる環境の整備

・非正規雇用教員の使い捨てをやめること

・未払い残業代の支払い

◆部活顧問の任意制を約束!過重労働の改善へ

団体交渉は2022年5月24日と同年6月21日の2回オンラインで実施しました。

学校側の参加者は、校長、事務長、大学の人事関係の人など5名程です。

当初、団体交渉で学校側は、

「所定時間外の授業準備等は教員が勝手にやっているのだから労働時間とは認めない!」

という趣旨の発言を繰り返していましたが、Aさんが現場の実態を訴えると、校長は教員の過重労働の事実は率直に認め、改善に乗り出すと約束をしました。

また、第2回の団体交渉では、部活が教員を過重労働に追い込み、本分である授業へ集中できない環境を作っているとAさんが訴えたところ、部活動顧問の任意制を勝ち取ることができました!!

これまで事実上強制的に部活の顧問をやらされてきましたが、今後は本人の希望に反して部活顧問をさせることはなくなる方向です。また、部活顧問の希望を聞きながら外部指導員の雇用も視野に入れた改善をしていくと回答がありました。

公立学校含め部活は教員の過重労働の最も大きな原因とされていますが、このように教員が声を上げることで現場を変えることができると実感しました。

最後に現在公開されている東洋大学附属牛久高等学校における【教育方針】をここに抜粋します。

①人権尊重の精神を基に人間教育を充実させる。

②学力を向上させ、生徒の進路希望を実現させる。

③魅力ある教育活動を展開し、地域社会に貢献する。

これら教育方針は教員が安心して働ける労働環境があってこそ実現されます。私たちは、これからもより良い教育環境を実現するために、学校に声を上げていきたいと思います。皆さん、応援いただけたら幸いです。

◆東洋大附属学校の教員の皆さん、私学教員の皆さん、一緒に今の環境変えませんか?

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